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屋外監視カメラ メリット・デメリットまとめ

桐原美帆
コネクテッドソリューションビジネス部ビジネスプラットフォームグループ

はじめまして!楽天コミュニケーションズ
コネクテッドソリューションビジネス部の桐原と申します。

弊部ではdocomo回線を利用したモバイルデータSIMサービス、
IoTプラットフォームサービスを展開しております。

第1回目は「監視カメラ」についてお話しさせていただきたいと思います!

近年、施設やいろいろな場所で「監視カメラ」を見かけることが多くなったのではないでしょうか。防犯の用途だけでなく、昨今はコロナ禍での密回避のために活用されており、ますますニーズが高まっております。今日はそんな「監視カメラ」について詳しく解説いたします。
最後までお読みいただけたら、幸いです。

なぜ監視カメラにSIMカードが必要なの?

はじめに、監視カメラに使用されるカメラには大きく分けて「アナログカメラ」「ネットワークカメラ」の2種類に分けられます。最近は「アナログカメラ」から「ネットワークカメラ」へ移行しつつあります。
「ネットワークカメラ」とは何かというと、インターネット網を利用して撮影映像を伝送するカメラです。
その場所に光回線などのインターネットが通っていれば、その回線を通じて同じネットワークに接続されたPCやスマホ・タブレットから映像を受信し、監視やカメラ操作をすることができます。
しかし、必ずしも監視したい場所に固定のインターネット回線が整備されているとは限りません。
河川の監視や無人倉庫、工事現場など僻地では光回線を導入するのはなかなか難しいこともあります。
ただ、LTE回線を使えば電源の確保をするだけでデータを伝送できることができます。
Wi-Fi接続に対応したネットワークカメラをSIMカードが挿さったモバイルルーターでインターネットに接続させることにて監視が可能になります。
SIMカードをカメラにそのまま挿せば使える「SIMカード一体型カメラ」という便利なものもあります。
つまり、契約したSIMカードがあれば全国どこでも設置をすることができます。

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SIM無しアナログカメラとの違い

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先ほど、なぜ監視カメラにSIMカードが必要なのかというお話をしましたが、SIM無しアナログカメラとの違いをもう少し詳しくお話ししたいと思います。
従来のアナログカメラの場合、設置したカメラの近くに録画機の設置・監視用モニターを用意しなければ映像確認ができません。また定期的なメンテナンスや保守費用も高くかかりますし、画質もデジタルデータに変換するため悪くなります。
それに比べネットワークカメラの場合、離れた場所にハードディスクの設置ができるほか、専用モニターは不要で、PC、タブレット、スマホから遠隔管理が可能です。
そういった数々の利点が存在しますが具体的なメリット・デメリットを次でお伝えいたします。

ネットワークカメラのメリット・デメリット

メリット1 カメラの複数管理が可能
従来のアナログカメラではカメラと配線で繫がった専用モニターでなければ映像の確認をすることはできませんでした。
しかしネットワークカメラであれば複数拠点にカメラを設置してもネットワークを通じて1台のPCなどで一元管理することが可能です。遠隔の場所でもこれは大きなメリットになるでしょう。

メリット2 低コスト
ネットワークカメラは本体価格も安価なものも多く、またネットワークを含む大掛かりな工事も不要です。PoE(LANケーブルで電源を供給)に対応した製品もあり、使用するのはLANケーブルのみとなるので配線が複雑にならず、工事費も導入費用も抑えられます。
また、固定の光回線のかわりに、LTE回線を利用することで運用費用も削減することができます。

メリット3 セキュリティ面
ネットワークカメラは遠隔地からの操作が可能なほか、カメラが異常を感知した際に通知をする機能が備わっているものもあるため異常があった場合に確認をスムーズに行う事ができ、セキュリティレベルをより一層高められます。
また録画機器を近くに設置する必要がないので盗難や破損の心配もありません。
クラウド保存カメラなら録画機も不要です。月々のランニングコストがかかりますが録画機のメンテナンスの手間も省けます。

ここまでメリットを多く上げてきましたが注意点もあるのでお伝えいたします。

デメリット1 ネットワーク知識が必要
ネットワークカメラはIPアドレス設定などの初期設定が必要です。
またネットワーク構成をする際に専門知識が必要となるので場合によってはキッティングが必要です。
※キッティングとは機器の導入時に実施するセットアップ作業のこと

デメリット2 複数台設置の際の回線の圧迫
複数台のカメラを設置した場合、ネットワーク回線が圧迫されることが考えられます。可能であれば他の利用用途とは別にカメラ専用の回線を確保し区別することをオススメします。

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まとめ

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いかがでしたでしょうか。今回は「監視カメラ」についてご紹介いたしましたが「監視カメラ」業界では、旧来のアナログカメラに比べネットワークカメラは日々続々と、低コストで優れた機能を持つモデルが登場しています。
今回ご紹介した内容をご参考にしていただき、ぜひ「監視カメラ」の導入をご検討ください。
その際には是非、弊社までお気軽にご相談ください♪
★お問い合わせはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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桐原 美帆 
前職は通信会社にて代理店営業を経験。その後IT業界に転身。
2020年からモバイルデータSIMの法人営業に従事。
趣味は野球観戦とライブ観戦。ただコロナ渦の影響もありなかなか行けず
最近はキャンプにもハマり中。大自然の中お酒を飲むことがご褒美。




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